トンネル
昨夜偶然CATVで映画「トンネル」を見ました。

1961年8月13日、ベルリンは一夜にして東西に引き裂かれました。
映画「トンネル」は、愛する家族、恋人、子供を助けるために、共産主義からの自由の獲得のために、9ヶ月かけて東西をつなぐトンネルを極秘に掘り続け、29人の人々を脱出させた実話を映画にしたものです。(最終的には1000人もの人を脱出させたのだそうです)

一瞬にして東西に別れる家族。東ベルリンに残されスパイを強要される妻の苦しみ。壁を隔てわずか数十センチ向こうで国境警備隊員に射殺される恋人。命がけのトンネル堀。偽造パスポートによる検問突破。友達を撃たなければならない警備隊員。その全てが作り物でない真実。

映像で見ると、市内がまったく別の価値観に支配されてているという信じがたい状況は、想像をはるかに超えていまいた。壁のある地帯を国境警備隊が監視する様は戦争と同じであり、自由を求めることが、家族と会うことが、こんなにも過酷であったのかと、私が歩いていたあの場所で起こっていた現実に衝撃を受けました。

実際、ベルリンの旅で訪れた壁メモリアルで見た資料にも深く考えさせられ、なかなかこのプログにも書けないでいるのが、ベルリンの東西分裂の歴史です。私には、少し重過ぎる出会いだったのです。ベルリンの壁のことは、ベルリンの旅でもっとも心に残った宿題でした。

「トンネル」という映画があることは知っていたのですが、まさか昨日見ることになるとは思っていませんでした。夜中にこの映画にチャンネルを合わせたことも偶然ではないような気がします。

ムービーチャンネルをご覧になれる方、今月はリピート放送があります。
ぜひお勧めしたい映画です。

「Der Tunnel」
監督:ローランド・ズゾ・リヒター
2001年/ドイツ/167min
ハイノー・フェルヒ
ニコレッテ・クレビッツ
アレクサンドラ・マリア・ララ
セバスチャン・コッホ
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AX
by madonotabi | 2006-01-10 22:41 | ベルリン
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