「種まく人」の修復
Yamanashi Prefectural Museum of Art
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山梨県立美術館で大切なことを1つ忘れていました。
絵画修復を勉強してるなら、まずはこれを紹介しなくては。。いけませんです。

山梨県立美術館は、「ミレー美術館」とも言われるほど、ミレー作品が多く所蔵されています。
常設展では「落ち穂拾い」や「種まく人」などが見ることができます。
ここで面白いのは、「種まく人」の修復がどのように行われたかが、写真つきで解説されているパネルが一緒に展示されていることです。

普段、美術館の展示作品がどのような修復を経て現在の状態となっているか説明されていることはほとんどありません。以前、世田谷美術館で「フィレンツェの修復展」を見たときは、修復がテーマですから詳しい解説が全ての作品に添えられていて大変面白かったです。そんな企画でもなければ修復の過程は表には出ません。当然といえば当然ですが。

古い作品はおそらくその殆どが何らかの修復を経て展示されているはずです。山梨県立美術館のミレー「種まく人」のように、簡単でもどこがどんな風に痛んでいて、どういう修復が施されたかが解説されていると作品を見る楽しさを広げると思います。

また、山梨県立美術館のホームページには、ミレーや作品についての面白い「ちょっとお勉強」というコーナーがあります。ボストン美術館の「種まく人」とどちらが先に書かれた?とか、ミレーは実は人物の”顔”描写が不得意だったのか?などなど面白い内容となっています。

ミレーは、多くの版画を残していることはご存知でしたか?私は知りませんでした。(笑)
「落ち穂拾い」は、絵を描くためのステップとして版画が先に制作され、「種まく人」は、油絵が先で、美術雑誌で広く絵を広めるために版画が制作されたそうです。知らなかったー!
ほとんどがミレー本人によって彫られたのだとか。またミレーの版画全34作品のうち、30点が山梨県立美術館に収蔵されている!これも驚きです。

美術館のホームページは、なかなか工夫されていて勉強になりますねー。

山梨県立美術館
〒400-0065 甲府市貢川1-4-27
TEL:055-228-3322
9:30-17:00(入場は16:30まで)
休館:月曜(祝日の場合翌日)、祝日の翌日、年末年始
http://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/
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by madonotabi | 2006-05-09 00:00 | 絵画修復
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