ギュスターヴ・モローが大好きなの。エロチックで幻想的、暗くて暗示的、血の匂い。そしてギュスターヴ・モローもいい男!そんなことはまあ、いいのだけれど。。小さいときから彼の美術館を訪れることが夢だったのです。
モローが1852年からこもって制作を続け、終生過ごしたパリの邸宅が、彼の遺言で「ギュスターヴ・モロー美術館」として公開されています。この館が本当に素晴らしい。1階はレセプション、2階が書斎や寝室など居住スペース、3階と4階には圧倒されるほどの作品が壁という壁に展示されています。居住スペースはとても狭くてこじんまりしているので、上の階に行くとまさかの広さと作品群の存在感に訪れた誰もが唖然としていました。 まずは、居住スペースです。この窓最高にかわいらしい。一部屋がとても狭い。 廊下も素敵でしょ?こういうディテールがたまりませんね。 ベッドが展示されているけど居間だと思われる部屋。壁の絵もモローのものです。この辺からモローっぽいタッチを目にして私はもう興奮。 風が吹き抜けて気持ちがよかった。他にも部屋はあります。 3階にあがって唖然。広い部屋一面にモローの作品がびっしり。 未完成の作品も展示されているので面白いのです。 細かいディテール、特にモローの作品で大好きなのは、絵の具の上に描かれる”線”隅から隅まで眺めました。 ご覧ください!この美しい螺旋階段が3階にあって、みな実際にこの階段を上って4階へ行くのです。素晴らしい! これでもか!と作品達が迎えてくれます。 私が幼い頃より憧れていたのは実はこのタンスに収納された作品達。なんてかわいらしい。このタンス収納をテレビで見て虜になったのです。どういう子供だったのか。。 なんというか、そそるものがありませぬか?ふふふ。。 そして、この階にあるのが、、そうです、、、 サロメ。サロメです!なんてエロチック!幼心を釘付けにしたモローの傑作。 まさか本当に出会えるとは、、泣きたい。これをまじまじと鑑賞。ロープなんてないのですから見ましたよ、鼻が付くほど近づいて。 とにかく素晴らしいです。モローを知らなくても19世紀のパリの館を見るだけでも価値があると思います。 Musée national Gustave-Moreau Façade du 14 rue de la Rochefoucauld http://www.musee-moreau.fr/index_u1l2.htm パリ9区、メトロ12番「St Georges」 2階にトイレがありまして、使用できるのですが、これがまたクラッシックな内装がそのままで。要チェックですよ。
by madonotabi
| 2010-08-14 16:04
| フランス
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